ゲームに関するエトセトラ 〈その5:自作でゲームを作る〉

つれづれ

本日は、ちょっとウォーシミュレーションゲームという特定のジャンルに関する切り口で。

いわゆる「ウォーシミュレーションゲーム」と出会ったのが、小学校5年生のとき。いとこの家でSPI社とAH社のゲームカタログを見て、ミリタリー好きな少年だった私の心に火が点いた訳です。

それまでは『人生ゲーム』『将棋』なんてものが「ボードゲーム」の全てだと理解していたので、今まで見たことのない切り口の、しかも歴史的戦場を題材にそれを再現できるゲームなんてあるんだと度肝を抜かれた記憶があります。

その後、このジャンルのゲームに興味を持ち、同じようなゲームを作るという夢を抱いて今に至るわけですが、幸運なことに私の歩んできた道はその手のジャンルしかプレイしない「原理主義的思想」から距離をおけたことにあるかもしれません。

そのきっかけになったのはウォーゲームの始祖、ジェームズ・F・ダニガンの著書『ウォーゲームハンドブック』を読んだことになるのかもしれません。彼の定義する「ウォーゲーム」というものの幅の広さが私に自由な発想を与えてくれたことで、その後TRPGやカードゲーム、はたまた知育系のゲームなどに目を向けられる視野を持てるようになりました。

『ウォーゲームハンドブック』

一時は知育玩具に携わる仕事をしても良いかも? と思ったほどですからね。

ところで、私の作るゲームのデザイン手法は、いわゆるユーロ系のゲーム的なデザインアプローチではなく、下敷きとなる題材を再現する「シミュレーション的アプローチ」が得意な人間だと理解しています。実際、作ってきたゲームはファミリー層に向けられたボードゲームよりは、むしろシミュレーションウォーゲームが中心。特に日本史に興味があるので、古戦場散策を回って実際に自分の目で現地を見てゲームを作ることを心がけています。

とは言うものの、TRPGも商業レベルで作ったことがありますし、版権モノのアニメや原作のある作品を個人で作ったこともあります。ファミリー向けのカードゲームやボードゲームも作ったことはあります。ゲームならば、なんでも作りたいと思いますし、どちらかと言えばゲームの根幹となるシステムを知って、それを同ほかの作品に応用が効くかを考えるのが好きなのかもしれません。

野球TRPG『ボールパーク!』

普段から、初めてプレイするゲームは、ゲームに勝つことなんか考えず、メチャクチャな動きをしたり極端な行動を取ることでシステムがどう動くかを探るのが好きです。なので、私と初見でゲームをする人は、かなり突飛な行動をすることに迷惑を感じているに違いないでしょうね。

初見のゲームをプレイしていると……

(あ、これならば、こういうタイプのゲームが作れるかもしれない)

なんて常に考えてしまうので、ゲームをしながら別世界のことを考えているんですよね。

元来、ゲームを作ることに興味を持っている人物なので、ゲームのジャンルは問いません。ゲーム制作の手法やアプローチは多分、他のボードゲーム好きの人とは異なるので、案外私のデザイン手法は新鮮な切り口に見えるかもしれないな、と思いゲーム制作視点でのコラムを書いてみることにしました。

なにかの役に立つとは思えませんが、何かのひらめきに役立てばとは思っております。

2019/5/10

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