『プロパガンダ・オブ・パールハーバー(PoP)』とは?

ゲーム

本作は数回のテストを行い、現時点ではルールを明文化する作業に着手しているゲームです。可能であれば「ゲームマーケット2018秋」辺りにはプロトタイプ版を発売したく思っています。

太平洋戦争の開戦を告げる日本軍の奇襲攻撃が発生し、アメリカは対日宣戦布告に踏み切ることになります。しかし、戦争に対する国民の意識は低く、早期に日本へ対する「対戦意欲」を政府は駆り立て戦争に突入せねばなりませんでした。

本作は、実際にハワイを訪れた際に見聞きした事実も踏まえて作るきっかけを与えられた作品でして、アメリカ政府のプロパガンダによって戦意を高揚させ対日宣戦布告へスムースに踏み込むことができるか? という協力型のカードゲームです。プレイヤーは当時のアメリカの政治家となり、日本と対する太平洋戦争をアメリカ有利にすすめるために国民の戦意を高揚させなければなりません。

テーマは歴史を題材にしたものになっていますが、ゲームのシステムはボードゲームテイストの協力型ゲームです。

8枚の「事件カード」が準備されており、これらは、実際に真珠湾攻撃で起こった事実を元にカード化されています。表面が青色、裏面が赤色になっており、両方共に記載されている内容は、全くの「事実」なのですが、視点によって捉え方が異なるように記載されています。

事件カードのゲーム開始時面。カード簿右上のアイコンに対応するカードを揃えると〈赤い面〉にひっくり返す。

ゲーム開始時は青い面で配置されているカードをゲーム終了まで過半数を赤色にひっくり返すことがゲームの目的です。「ラジオ」「軍部の発表」「政治家」などの力を用いて、以下に日本が卑劣な攻撃を行ったか情報操作して世論を動かすことでゲームのカードは裏返ることとなります。

プロパガンダでひっくり返った面。同じ事実であるものの、テキストの内容は、より〈戦意高揚〉を煽っている。

とはいえ、事件カードの両面に書かれている内容は両方共に間違っていない情報です。

事件カードの内容を「戦意高揚面」にひっくり返すには、カードに与えられた条件のカードを集めなければなりません。プレイヤー全員で協力してカードを重ねることで世論を動かすことになるのです。ただし、意図的に情報を動かそうとすれば、それに反対する力も働くものです。出すカードの中にはプレヤーにとってアクシデントとなる情報も含まれており、情報誘導はうまくいかないかもしれません。

プレイ風景

カードの山札をすべて使い終わる前に終了カードが枚数に達するとゲームは終わります。カードの回転率を上げすぎるとゲームは早く終わるので、プレイヤー同士協力しながら効率よく世論を動かさなければならないでしょう。

このシステムを利用した作品で、現在計画しているテーマが「関が原の戦い」と人気小説の銀河英雄伝説に登場する「リップシュタット戦役」の同人作品があります。どちらも基本的な動きは同じシステムながら、ゲーム終了時に仲間の陣営を裏切って敵に〈寝返る〉ことも可能にした変則システムを採用する予定です。

関ヶ原は全員が西軍配下の武将となり、石田三成と共に戦うことになりますが、ゲームの状況が不利と判断すれば、東軍に寝返ることも可能です。

リップシュタット戦役は全員が貴族連合軍の貴族となり、金髪の小僧ラインハルト・フォン・ローエングラムと相対します。こちらも、連合軍不利と判断すれば、ローエングラム枢軸軍に寝返ることも可能です。

同システムエンジンで幾つかの広がりを見せられる作品を今後も制作していきたいと思います。

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